転職活動は、思った以上に労力と時間がかかるのです。求人情報から希望通りの仕事を探す。履歴書や経歴書を作って送付する。面接が2度3度あり、内定を貰えたら今度は在職中の会社で後任への引き継ぎを問題無く終わらせ、やっと転職先へ入社が出来ます。この転職作業を有給消化中に行えるなら別ですが、仕事をしながらでは、若さがあってもパンクしてしまう恐れもあります。そんな事にならないよう、計画的な転職スケジュールを立てておきましょう。
転職活動のスケジュール決めは計画的に余裕を持ったスケジュールが好ましいです。次の会社に入社したい時期をあらかじめ決めておき、後は逆算すると見えてきます。とはいえ、来月には内定を貰うといった目標はかなり無理があるようです。一般的に転職活動にかかる期間は約3カ月から半年と言います。
例えば、来年の4月に転職先に入社したければ、今年の10月頃から転職活動と準備を始めるといったスケジュールになります。もちろん、人によって転職活動に必要な期間は違ってきます。現在離職中であれば、内定を貰った企業のスケジュールに合わせた入社が可能ですが、在職中で長期プロジェクトを任されているような場合は、後任の方へしっかりと業務引き継ぎする事は必須となります。その引継ぎ期間はどの位かかるものか計算しなくてはいけません。引き継ぎを疎かにしてしまうと、退職時トラブルに発展してしまう可能性もあります。また、今の会社が前職の取引先になる可能性は充分にあります。
いずれにしても、退社する際は、惜しまれながら円満退職をしたいもの。長期案件に携わっていなくても、後任をつける場合は引継ぎをして退社をするのが社会人としてのマナーです。
転職スケジュールを組む際に、一番気になるのは賞与の問題です。出来れば賞与は貰って辞めたいと考える女性は多いはずです。そうすると、支給月以降の退社、転職先勤務のスケジュールを作成しなくてはいけません。実は、1月や7月に中途入社者が多い理由は、12月と6月の賞与を貰った後に会社を辞める人が多いからなのです。確かに、頑張って働いた分のボーナスを失うのはもったいないので、ボーナス月をスケジュールの中にしっかりと入れ込んで計画的に活動しましょう。
また、残った有給休暇がある方も多いはずです。退社まで全ての有給を消化し、リフレッシュして次の仕事に備えるのが理想ですが、そう上手くいかないのが実状です。引継ぎや仕事が最後まで残ってしまい、残業消化が出来ずに退社する人も多いようです。しかし、有給はれっきとした福利厚生の一環です。退職直前にまとめて消化出来る方なら問題ありませんが、そうはならない社風がある会社なら、退職を考えた時から、より仕事のスピードを上げて、在職中に有給を少しづつ消化して、有給日は転職活動に当てられるようにしましょう。
この様に転職は計画を練って、用意周到に準備する事が、結果的に周りにも迷惑をかけずに済みますし、自分を苦しめない事にも繋がります。若い女性は、時として勢いに任せて暴走しがちな部分がありますが、最後は後を濁さず、笑顔で退社出来るようにしましょう。
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